【Saaya ABE さんのプロフィール】

IT系フリーランサーとしてご活躍中。
留学のご経験を活かして、新規事業の立ち上げや、プロジェクトリーダーも勤める。

これまでの私

ーーABEさんの今のご職業をお聞かせください。

現在マーケティング領域のコンサルティングに携わっている企業様に正社員として入社予定です。
入社後は広告関連のプロジェクトに参加する予定です。

ーー以前のお仕事は何をされていたんですか?

企業のグローバル人材採用のサポートをしていました。

具体的に言うと、海外現地の求職者の方が日本で就職できるように、海外現地で開催する就職マッチングイベントの企画・運営をしていました。

大学3~4年の時に単身でアメリカのサンフランシスコに留学していたこともあって、海外は身近でした。
帰国してから「グローバル」と「人材」を軸に就職活動を始め、この仕事を選びました。

今しか出来ないことをやろう

ーー海外留学のきっかけは何だったのでしょうか?

きっかけは2つあります。

1つ目は、自分と同世代の方で、かつ「自分とは異なるバックグラウンドを持って育った方」が現代の社会問題や将来についてどういった考えを持つのかが気になったことです。
大学では社会学を専攻していたので、そういった観点でのディスカッションをしたいと思っていました。

2つ目は、「今しかできないことをやろう」ということが学生時代の自分のモットーにあって、語学留学は将来的にも出来ますが、「交換留学」という学部に入っての留学は大学時代しかできないことなので、当時不安よりも希望しか考えられなかったので挑戦しました。 

留学の期間が大学3年生の8月から4年生の5月末までで、当時の就職活動解禁は3月からだったので、帰国してすぐ就職活動だったのが大変でした(笑)

ーー人材に焦点を絞った理由は?

理由は、留学時代に勉強していた社会学がきっかけですかね。

具体的にいうと、貧困差や人種差別などのいわゆる現代社会における不平等性について勉強していたのですが、教育の大切さと、教育の先の雇用機会の大切さを知ったことが大きいです。

例えば、JICAとかで教育のボランティアなどのプログラムが組まれてますけど、教育した先に“教育を活かして働ける場所”がないと教育を受ける価値を感じてもらえなくて。

でも、貧困の国とかって教育を受けた人が働く場所って人脈で成り立っていることが多くて、公に新たな人材を入れていくという動きや仕組みがあまり浸透していないという現状があることを知りました。

せっかくボランティアとか、いろいろコストをかけてやっているし、現地の人も教育を受けることは学校に行く分働く時間が減るのでリスクを伴いながら先行投資でやっていることなんです。でも、学んだことを活かして働く場がないのは、もったいないと感じました。そこで自分はまず『人材』と『グローバル』を掛け合わせた仕事を始めて、すぐすぐには難しいけど将来的に雇用支援に携わりたい、と思ったのがきっかけです。 

ーー日本に比べて海外のほうが貧困差や不平等性を感じましたか?

そうですね。特にサンフランシスコの街は本当に留学生も全世界から来ていますし、移民の方も多くいたのですが、アメリカに住んでいる人でも留学生の私より英語の読み書きができない方がいる現実を目の当たりにした時はびっくりしました。

ーーグローバル人材採用サポートの仕事では、日本での雇用を希望する外国人の方へのサポートをされていたのでしょうか?

直接的にはサポートをしてはいないですが日本語の教育プログラムを組むようにパートナー企業を探したり、企業の方に新たにプログラムを提案して組みこんだりという間接的なサポートはしていました。

今もそうですが、学生時代に外国人の方と働いていたので、留学に加えて、外国人と一緒に働いた経験で感じたことは役に立っています。

ーー海外留学のご経験を通して、今の仕事や自分自身の考え方に影響を与えた瞬間や出来事はありましたか? 

今、フリーランスとはいえど契約の企業様がいてチームメンバーと働いているのですが、そこの

の方はほぼ8割が外国の方なんですけれども、それぞれの考え方だけじゃなくて、文化や価値観も尊重するようにしていますね。

私が所属としては1番歴が短いんですけれども、契約先の方からご依頼を受けて、マネジメントに近いようなこともさせていただく機会があるので、そういった時にはそれぞれの考え方や文化を受け入れることだったり思考の柔軟性は大切になってきますね。

仕事の幅を広げるためのフリーランスへの転身

ーーフリーランスに転身されたきっかけや出来事は何かあったんですか?

きっかけは2つあります。

諸事情により、月1での海外出張にいくことが厳しくなり、転職を考えました。その際に知り合いからフリーランス契約のお話をいただき、20代のうちに幅広い業界や職種の経験をしたいという気持ちもあったので、フリーランスとして複数の仕事を並行するキャリアもありだなあと考えるようになりました。

2つ目は、「企業のグローバル人材の採用のサポートだけでなく、グローバル人材採用をする日本企業の拡大に携わりたい」ということと、「日本人とグローバル人材が共存共栄していく環境を作っていきたい」と思ったことです。

でも、採用の企画はやりがいがあって楽しかったのですが、すでにグローバル人材の採用を行っている企業様がターゲットで、かつ採用の前後の限定的なフォローしか出来ないというところに葛藤がありました。

どちらかというと、もっと企業様に深く入り込んで、雇用のことに関してや、働き方やグローバル人材と一緒に働いていく環境に関しての提案ができる仕事をやってみたいと感じてました。

ーーご自身の成長や、仕事の幅を広げる為今のお仕事を選択されたということでしょうか?

そうですね。すぐに全部を達成するのは厳しいと思っていますが、今後企業に人事組織提案や労働環境の改善提案をする上では、企業により深く関わって伴走していく経験が必要だと感じました。

ーー 事業として既にいくつか立ち上がっているんですか? 

携わっているものは人材系と飲食系の2つです。 

どちらも海外向けではなく、国内向けの事業展開をしています。
昨年アサインされたんですけれども、コロナの影響もありましたし、まだ立ち上げの段階です。

一分一秒を大切に「毎日全力」

ーー仕事の幅が広がることやフリーランスに変わることで不安もあったと思いますが、不安要素などを乗り越えられたのはどういったお気持ちがあったからなんですか? 

楽しいこととか、自分の達成したいことや得たいことには苦労がつきものだと思っているというのと、「やらない後悔をしたくない」というのが1番ですね。

二十歳の頃からこれは思っているんですけれども、やってからいろいろ振り返ると反省点とか何かしら活かせることもありますが、やらないとなにも得られないなって思っていて。

何かこれもいい経験になるだろうとか、将来的に自分史を振り返ったときに、武勇伝になるんじゃないかくらいの気持ちで、まずやってみるっていうのがありますね笑 

なので今この瞬間を大切に毎日全力で生きています。

ーーいつ頃からその考え方を持ち始めましたか?

1番は大学入るタイミングですかね。 

私、幼稚園から高校まで一貫校だったんです。なので、全部そのまま持ち上がってきて、環境に大きな変化がありませんでした。高校も部活一筋だったので、狭い世界と人生経験が乏しいなというのがあるんです(笑)

それで、大学受験で今までの環境から離れた時に、本当にいろんな方がいて、いろんな経験をしている方がいて。でもそれって高校だったら高校でしかできないことで。些細なことで、文化祭とかそのぐらいのレベルですけど(笑)やっぱりその歳にしかできない楽しさとか経験ってあるなと思って、そこからですかね。「挑戦することに貪欲になろう」と思ったのは(笑)

選択の軸は「どういう人になりたいか?」

ーー日常の中で何か選択する瞬間は、後悔しない方を軸にして選択されているのですか?

後悔しない方というよりも、それによってどんな経験が得られるんだろうということや、今の自分にとって将来先々、自分のキャリアやキャリア限らずプライベート面も全部20年、30年先ぐらいを見た時に今のこの選択って?という様に考えています。 

ーー前職とジャンルが違う職種への挑戦だったと思いますが、仕事に対する軸だったり、仕事の選び方のこだわりなどはありますか? 

自分がどういうキャリアを積んでいきたいのかと、どういう人になりたいかというのを自分で整理して考えて、そこからの逆算ですかね。

例えば今回の場合は、新規事業の立ち上げというところで、この経験が将来自分が思い描いているキャリアに活かせるか活かせないかと考えた時に、「メリットしかないな」ということで決めましたし、もちろん「何事もチャレンジ」というマインドは変わらないのですが、自分もキャパシティがあるので、断っている仕事はあります。そういう時は、正直挑戦したい気持ちは強いのですごく悩むのですが、中途半端は1番良くないなと思い、何を軸にしたいのかというのを意識しています。 

好きな場所を、働く場所に。

周りの方々への憧れから

ーー以前からフリーランスのような自由な働き方に惹かれていたのですか? 

そうですね。憧れはありました。

職場とか時間とか縛られず働けるっていいなってなんとなく思っていたかもしれません。

ーーフリーランスという働き方はどういった経緯で知ったんですか? 

知り合いにフリーランスではないですがノマドワーカーの方がいたのが大きいです。

あと、親戚が仕事をしながらアメリカと日本を行き来する生活をしていてをしていて、私自身海外が好きなので、その働き方いいなーと思っていました。

日本を満喫するなら今しかない

ーー今回は「ワーケーション」というところでお声かけさせていただいたのですが、ワーケーションを始めたきっかけも周りの人の影響だったりしますか?

単純に私が旅行が好きということと、それこそ「今しかできないこと」というと大袈裟ですが、海外行けないのでその分日本を堪能するしかないなと思ったのと、かつ今のこの働き方の自由度は今しかできないかなと思ったので、ずっとじゃないですが、まずやってみようというかんじで始めました。結構軽い気持ちですね、もう旅行の延長線上みたいな(笑)

ーー行きたい場所に行きたいから、そこに仕事持っていこうという気持ちだったのですか?

そうですね、リモートにできる仕事はなるべくリモートにしようってかんじですかね(笑)

どこかに行くことを目標設定にしたわけではないですが、環境が変わると新しいアイデアや感性などが磨かれるなという感覚はあったので、なにか自分の中でアイデアなどを集約して考えたいというタイミングをそこに持っていったというのはあるかもしれないです。

ーーお声かけさせていただいたきっかけが沖縄でフリーランスをされていたものなのですが、沖縄での仕事はいつもよりアイデアがでる感覚でしたか? 

そうですね。割と色々と考えて頭を整理したい時期だったので、新しいアイデアが出るというよりもスッキリとリセットしたというタイミングではありました。 

ーーワーケーション中の楽しみ方や、オンオフのつけ方はどのように取り入れていましたか? 

私は、仕事をする日と観光や遊ぶ日を分けていました。

平日のど真ん中で遊びに行くというよりかは週末にかけて行っていたので、曜日で自然に切り替わるというのと、パソコンでの仕事なのでWi-Fiのある雰囲気の良いカフェだったり、仕事が捗りそうな場所を目星つけておいてというかんじです。

観光の日はそういうところではなく遊び!という感じで、例えば沖縄ならシュノーケリングに行ったりしていました。シーンとかで区切りはつけていましたね。

東京にいても家で集中できないなと思った時はカフェに行くと捗ったりするじゃないですか、その感覚ですね(笑)

ーー時間とか土日で自分の気持ちをオンオフされていたんですね。

そうですね。わりとスイッチの切り替えがパソコンを開くと切り替わるので笑 

あと、友人と一緒というのもあるかもしれないですね。1人じゃなくて友人と一緒だったので、周りが仕事しだすと「あ、ちょっとやらなきゃな」と思っていました。そこでもスイッチが入ります(笑)

ーー沖縄でワーケーションをするなら次はどこに行きたいですか? 

また行くなら沖縄じゃなくて石垣島や宮古島とかいいなと思っています。 
そうですね、せっかく行くのであれば東京と雰囲気の違う場所の方が行きたいなと思います。 

これからの私

年齢を重ねるごとに輝く女性に

ーー先ほど、「“どういう人になりたいのか”ということを考えながら」というお話があったと思いますが、今後のビジョンだったり、数年先どうなっていたいかなど具体的なものはありますか? 

仕事面で言うのであれば、私は今もこれから先も、対企業様や人とやりとりして協業してやっていくことが多いと思うので、「深い信頼関係を構築できる人」になりたいなと思っています。

具体的にいうと、企業様が困った時や課題解決に対して一過性の解決ではなく、根本解決を図って課題のボトルネックを見つけ出したりだとか、実践的な改善案を提案を考えられるような人物になりたいなと思っています。

プライベート、人物面でいうと、海外に行ったことをきっかけに思ったところもあるんですが、歳を重ねるごとに魅力が増すような、女性から憧れられる女性になりたいなと思います。

日本って海外よりもとにかく年齢を重視されることが多いなと感じていて。だからその年齢ごとに楽しめることとや、チャレンジできることにチャレンジして、それを自分よりも若い世代に見せて、歳をとることをポジティブに考えられるような世の中を作りたいなという気持ちがあります。プライベートだけでなくできる幅が広がって仕事も楽しいし、「20代にできなかった楽しさが30代、40代はあるよ」とか、まだわかんないことですが、伝えて、実際に姿で見せていけるようになりたいなと思いますね。 

例えば、ワーケーションも社会人一年目だったらお金もないですし、できなかったと思うんです。でも、ある程度社会人経験を経て、いろいろ仕事の調整だとか優先順位をつけられるようになったから、今ワーケーションができていると思います。 

それこそ、自分がマネージャークラスになった時に、自分のメンバーを率いてちょっとどこかに行ってミーティングするような働き方もできたら楽しそうだと思います(笑)

人生一度きり

ーーこの記事を読んだ方や、フリーランスになろうかなと悩んでいる方、一人の女性としてどう生きていくか悩んでいる方に対してメッセージだったり、アドバイスがあれば一言お伺いしたいです。

私が言うのもおこがましいですが、2つあります。 

1つ目は「人生本当に一度きり」っていうことと、2つ目は「毎日1日24時間、365日与えられている時間はみんな一緒」ということです。

なので、その時間をどう過ごすのかっていうのは、本当に自分の選択次第だよということですかね。 それでいつも自分を奮い立たせているのはありますね(笑)

ABEさん、貴重なお話ありがとうございました!