【宮澤 琴恵(みやざわ ことえ)さんのプロフィール】

新卒入社で営業職として働くも、働き方の違和感に気付き、フリーランスへ。
フリーランスのライター・ライター育成講師として、ご活躍中。
ライターは今年で9年目になる。

これまでの私

ーー宮澤さんの今のご職業を教えてください。

フリーランスとしてライターをしています。
今年で9年目になりました。
2020年からは、ライター育成講師としても活動しています。

決められるのではなく、自分で決めたい

ーーライターになったきっかけはなんだったのでしょうか?

新卒でオフィス機器を取り扱う企業に営業として入社して、その後も雑誌の広告枠を販売する営業職に転職しましたが、職場が働き詰めだったことや、毎日同じ時間に起きて同じ場所に通う生活があまり自分と合っておらず、体調を崩してしまい、佐賀県にある実家に帰ることになりました。

言われてやるのと、自分で決めてやるのでは、私には後者の方が心地よかったです。

退職してから半年間ニート生活をして、このままではまずい、何か仕事をしないと!と思い、ライターの仕事に挑戦してみることにしました。
当時ちょうどクラウドワークスやランサーズといったサービスが流行り始めていたので、そこから案件は調べました。

最初の案件は、正直そこまであまり単価が高くないものだったのですが、そこよりも、「家に居ながらお金を稼ぐことが出来るんだ!」といった衝撃や感動の方が大きかったです。
この成功体験があったから、今の私がいるんだと思いますね。

ーーライターという職業に対して、ずっと憧れがあったのでしょうか?

ずっと文章を書くのは苦ではなかったし、そういった仕事がしたいとは思っていました。
小学生の頃、さくらももこさんの『ももこの世界あっちこっちめぐり』に出会ったことが最初のきっかけ。
今までの人生で何度も読み返すくらい、私のバイブルになっています。
あ、外で読むのはおすすめしません。絶対笑っちゃうから(笑)

この本を読んで、もともと旅行が好きだったのもあって、「旅をしながら文章を書いてお金をもらう」という働き方、生き方に憧れました。

二度目の転職活動の時は、文章が書ける仕事を探していました。
当時はまだ、地元でフリーランスのライターとして働く方があまりいなかったので、ライター職や編集に携わるなら、東京の出版系に就職するしかなかったんです。

ーーフリーランスという雇用形態を選択した理由はなんだったのでしょうか?

メディアに関わる仕事がしたいけど、東京は怖いから行きたくなくて(笑)
佐賀の実家で働けないかなって思って、フリーランスを選択しました。
「これがしたい」より「これはイヤ、あれはイヤ」で削っていったなかで出てきたのが、今の働き方でした。
仕事の案件は、最初はランサーズ等で探していましたが、段々自分で直接メディアに応募して獲得していきました。
2013年頃でスマホが本格的に普及し始めていて、WEBメディアが盛り上がりを見せていたタイミングというのもあって、上手く波に乗れたな、と思っています。

究極は「愛」

ーー今はどのようにお仕事を獲得されているのでしょうか?

長くお付き合いさせていただいているメディアや企業からの案件や、そこからの紹介がほとんどですね。
新規開拓をすることはあまりありません。
9年のなかで築いた信頼関係を大切にしています。

クライアントと長くお付き合いしていくために、フリーランスだから特別何か気を付けていることはないです。
「感謝を伝える」だったり「クライアントのニーズを汲み取って成果物を出す」といった、仕事をしていくうえでは誰しもが大切にしていることを意識しています。

究極は「愛」なんじゃないかな、少し恥ずかしいですが(笑)
目の前にいる人を喜ばせる為にはどうするべきか、を考えることが大事だと思っています。

ーーライター育成講師になった経緯をお聞かせください。

コロナをきっかけに、収入が減ってしまって副業を始めたい女性や、自分で稼ぐ力を身に付けたい、と思っている女性が増えてきているのを肌感で感じました。

今までは、自分が楽しく仕事が出来れば良いと考えていたのですが、女性からの声を聞いて、私のスキルや経験が誰かの役に立てればと思い2020年から始めました。

ーーライター育成を女性限定にしていることに何か理由があるのでしょうか?

コロナの影響をダイレクトに受けている方が、私の周りだと女性の方が多い印象があって。
世の中にライタースクールはたくさんあるので、そことの差別化を図る為でもありますね。
ただ、女性限定だからといって、文章の書き方や構成に関して性差はありません。
私自身にとっても新しい取り組みなので、まずはコミュニケーションが取りやすい同性に絞って、今後徐々に拡げていければ良いなと思っています。
基本的に、出来る方からやっていくスタイルで、少ない労力で成果を出す為にはどうしたら良いか?を考えています。

生徒は今第一期生が3名いて、3か月間の長期講座が先日終了しました。
講座の内容は、文章の書き方を教えるだけではなく、ライターとしての働き方も伝える内容となっています。
生徒さんのなかでは、恋愛メディアなどの女性をターゲティングした女性らしさを活かしたお仕事をいただいてる方もいますね。

自分らしさが武器になる場所を選ぶ

ーー宮澤さんご自身はどういったお仕事内容なのでしょうか?

ITを専門としています。
ITを活用している企業を取材させていただいて記事にしています。

ライターになろうと思った時、まず自分のブランディングをどうしようか悩みました。
IT系のライターか、コスメ系のライターか、どちらも最新技術を知ることが出来ると思っていたので、この二つで悩んでいましたね。

けど、コスメ系は他の女性ライターとの差別化が難しいし、IT系のライターは男性が多いこともあって、自分自身を武器にする為に今の仕事内容を選択しました。
父は昔からパソコン好きで、機器に馴染みがあったのも大きかったですね。

好きな場所を、働く場所に

ーーワ―ケーションを始めたきっかけをお聞かせください。

もともとライターの仕事で5年前から海外出張を何度かしていました。
最新技術の展示会を取材する仕事が毎年あったので、当時から旅行しつつ仕事するスタイルに取り組んでいましたね。

ちゃんとワーケーションをしようと思って旅行に行ったのは、2019年6月のベトナムホーチミンが最初です。
その時はまだワ―ケーションという単語はありませんでしたが(笑)


実はずっと1年のうち半分は日本で、半分は海外で過ごす生活をしたくて。
ノマドワーカーがトレンドになってきていたことも影響して、まずは実践してみようと思い、ホーチミンに行きました。

ネット環境がものすごく充実していたのが印象強いです。
カフェ文化が盛んなので、どこのカフェに入ってもWi-Fiが飛んでるし、店内ではパソコンで動画編集したり、コーディングをしている若者をたくさん見かけました。
おしゃれなカフェも増え始めているそうなので、コロナ明けに海外に行こうと思っている方におすすめです!

自分が楽しんでいれば、自然と良い事が起こる気がしています

ーー最近はどのようにワ―ケーションを取り入れていますか?

国内がメインですね。
日帰りのときは、朝早くから行って、ホテルのベッドで昼寝したり、大浴場に入ったりして、気分転換に使っています。

国内だったら、疲れたり、家で仕事する事に飽きたときにぱっと行けるのが良いところ。
私の場合は、正直作業効率は変わらないです(笑)

それより、目に入ってくる情報から新しいアイデアに繋がったり、好きなことをしている時良い仕事が舞い込んでくることが多いことが、私がワ―ケーションをする理由ですね。

先日沖縄にいた時、以前お会いした企業の社長さんから連絡があって、新しい仕事にチャレンジ出来ることになりました。
これは私に限ったことかもしれませんが、自分が楽しんでやっていると良い事も起こりやすい気がしています。

これからの私

好きなことは諦めない

ーー自分自身が楽しんでやることは、どんなお仕事においても大事なことですね。

最後に宮澤さんの今後のビジョンをお聞かせください。

「文章力を強みにして、旅しながら働く」

自分の好きな仕事をしつつ、好きな旅行も諦めない。これが私の大きな軸となっています。
将来的には仲間と旅先で一緒に仕事したりして、仕事からや旅を通じて繋がりを拡げていければ、と思います。

やりたいことを見つける、より、やりたくないことを見つける

ーーフリーランスになろうか悩んでいる方に向けてのメッセージをお願いします!

まずは副業から始めることをおすすめします。

私はやむを得ず収入ゼロ、人脈ゼロの状態からライターを始めましたが、精神的に大変でした。仕事はそんなに自分を追い込んでまでやるものじゃないです(笑)。心身が安定する環境のなかで、小さな一歩から少しずつ始めた方が良いかな。

コロナの影響で、副業としての時間を作りやすい労働環境に変わったので、これを使うしかない!と思います。

本業より副業の方が収入を上回ったタイミングで、副業を本業にシフトチェンジするような、良いところどりな始め方の方が、安定して続けられるかも。

やりたいことが分からない方もいらっしゃるかもしれませんが、自分のやりたいことを仕事にしたあとも、本当は何がやりたいか分からなくなるときはあります。

私ってこれ向いてるんだっけ?って、いまだに悩みます(笑)
ステージが変わっても、ステージごとに悩みはある。
だったら「興味があることに挑戦してみるか」くらいの始め方で、気軽に出来ることからやってみても良いんじゃないかと思います。
失敗も、「向いてないことに気付けてよかった」くらいの軽さで!

宮澤さん貴重なお話ありがとうございました!