【向井(むかい)さんのプロフィール】

大学卒業後、海外の航空会社に就職。
子育てに専念するため退職したのち、夫の事業の手伝いをきっかけに2年前からノマドワーカーに転身。
現在はファッションサイトの運営やインスタグラマーとしてコスメのアイテムやレストラン、ホテルの情報を発信している。

これまでの私

海外生活に憧れてシンガポールの航空会社に就職

ーーまずは現在の仕事内容を教えてください。

現在は、パソコンでファッションサイトを運営したり、インスタグラムで情報発信をしたりしています。カフェのテラス席でリラックスしながら仕事をしたり、ワーケーションプランなどの格安プランを利用して、沖縄などでワーケーションしたりしています。

具体的には、ファッションサイトの運営では商品の登録や商品の説明文の記載、商品発送をしたあとにユーザーにその旨の伝達をしています。
サイト運営は、パソコン1台あればよいので、カフェやホテルのラウンジなど、場所を選ばずにどこでも仕事ができる点がとても助かっていますね。

また、インスタグラマーとしては、コスメのアイテムやレストラン、ホテルの情報を発信しています。
お出かけ先が仕事につながることも多く、自発的に取材を申し込んだり、クライアントから招待を頂いたりして、聴いたお話をもとにスマホから情報発信をしています。

最初は、サイト運営やインスタグラムのスキルはゼロでしたが、コミュニティに入って、ズームなどのオンライン環境で、講師からコミュニティに所属する全国の皆さんと教わりながら一から勉強しました。教えてもらったスキルをマスターするまでに何ヶ月もかかりましたね。

ーー大学卒業後シンガポールでお仕事をされているとお聞きしましたが、在学中から海外で働きたいと思っていましたか。

まず大学を卒業してシンガポールの航空会社に就職しました。学生時代に海外留学への願望があったのですが、経済的な理由によって学生時代に海外留学が実現しませんでした。そこで、学生の頃から憧れていた海外生活をするには、海外で就職するしかないと思い、シンガポールの航空会社に就職するという形で夢が実現したのです。

海外生活への憧れから短大では英語科に所属し、海外での就職が決まってからも独自で通信教育やNHKラジオ、英字新聞などで勉強し続けました。

また、ECCやNOVAの短期コースを利用したり、外国人の友だちを作って食事をしたりして英会話に慣れるために努力をしましたね。
文化の違いで苦労したのは、シンガポールは中国系が多く、はっきりものを言う人が多かったです。

日本は、年功序列で経験を尊重する文化ですが、シンガポールでは自分の主張をはっきり伝えるのが文化なので、日本人のお客さまとシンガポールの現地のスタッフとの橋渡しで苦労した部分があります。

シンガポールの航空会社には2年2ヶ月勤めた後、家庭の事情により仕事を辞めて一度名古屋に戻ってきたのですが、もう一度飛行機関連の仕事がしたいという気持ちが強くなり、イギリスの航空会社に再就職しました。

イギリス人は日本人と似ている部分が多く、初対面において礼儀正しく、他人に対して気を遣い、周囲の空気を読む傾向がありました。
ただ、イギリス人には個人主義な部分があって、自分の個性を生かしてリラックスしながら仕事をしている点は、日本人の働き方と違うなと感じましたね。

航空会社を辞めて夫の仕事の手伝い

ーー航空会社を辞めたあとすぐにノマドワーカーとして活動するようになったのですか。

イギリスの航空会社で働いているときに、2人目の子どもが生まれたときに会社を辞めました。

1人目の時は育休を取得して、祖父や祖母にお願いして見てもらい、育休から復帰しましたが、2人目が生まれたときに産休と育休が2年で、復帰したとしても東京とロンドンを行き来しなければならず、月の半分を留守にしなければならなかったので、このタイミングで退職しました。

夫が自営業で整骨院を運営しておりまして、退職後は育児をしながら夫の事業をお手伝いしていました。

家族の時間を大切にしながら働くためにフリーランスへ

ーー7年間やってきたお手伝いが今の事業に繋がっていますか。

夫の事業の手伝いを7年程した後に、夫が別の事業にシフトしたタイミングで、私個人で何か仕事できるものがないかなと思い始め、自由に時間を使えるノマドワーカーとして働くことを決めました。

Web関係の仕事が自分1人でできると思ったので、2年前からファッションサイトの運営やインスタグラムでインフルエンサーとして仕事を副業から始めました。

今後もファッションサイトの活動を継続していきたいと思っていますし、インスタグラムでの情報発信も場所を問わないので、私のような時間や場所に縛られない働き方があるんだよ、私のような年代やママでもフリーランスとして活動できるんだよ、ということを伝えていきたいと思っています。

個人的にはあと5年ぐらいで子どもが大学生になって家から出るので、夫婦2人に戻ったときには海外でロングステイしたいですね。
3ヶ月過ごしたら別の場所で、さらに3ヶ月のようにさまざまな場所を転々としていきたいです。

ファッションサイトやインスタグラムだったら、どこでもスマホとパソコンで仕事ができるので、将来的には海外ロングステイや海外ワーケーションがしたいですね。

ノマドワーカーになろうと思った2つのきっかけ

自分ひとりの力で伸ばせる仕事をしたいと思った

ーーノマドワーカーになろうと思ったきっかけを教えてください。

ノマドワーカーへの意識が強くなったのは、夫の事業を手伝っているときでした。
この頃に、私がノマドワーカーになろうと思ったきっかけが2つあったので、そのことについて紹介しますね。

ーー旦那さんのお手伝いをしている過程できっかけがあったのでしょうか。

まず、夫の事業が転換するときに、個人でできる仕事がないか探し始めたのが1つ目のきっかけです。

2人目の子どもが生まれてから航空会社を退職した後に、子どもや夫のために、時間を割いてきたという思いが強かったので、夫の手伝いがひと段落したときに、これからは自分1人でできる仕事がしたいと思うようになりました。
会社に勤めるよりも年齢や場所にとらわれずに自分個人で仕事をやってみたいと思いました。

個人でできる仕事がないか探したときに、ファッションサイトやインスタグラムの運営などのWeb関係の仕事に出会い、2年前から最初は副業として始めたのがノマドワーカーになったきっかけですね。

家族の時間を作るために場所にとらわれず仕事をしたいと思った

ーー個人でできる仕事を探すようになったことがきっかけでしょうか。

2つ目のきっかけが、家族の時間を作るために家で仕事をしたいと思い始めたときです。

育児をしながら働いている周りのママを見ていると、子どもが熱を出したり病気にかかったりしたら仕事を休まなくてはならず、会社に休みの申請を出すのに気が引けるという人がいました。

ママならではの悩みを抱えつつ個人でできる仕事を探した結果、Webでの仕事に出会い、学校行事に参加しながら、家事の合間や子どもが寝た後の夜の時間、子どもが学校に行っている間などに仕事をこなすことで、家族の時間を作りながら働くことが実現しました。

ファッションサイトやインスタグラムの運営によって、育児と仕事を両立させることができたのです。

考えるよりもまずは小さく一歩を踏み出そう!

ーーこれからフリーランスを目指している方にアドバイスを頂けますか。

今OLなど会社に勤めている方で、フリーランスとして独立を検討している方もいると思いますが、あれこれ考えるよりもまずは小さく行動してみてはいかがでしょうか。

私は「行動のみが人生を変える」と思っていて、沖縄に移住するときに将来のことは分からなかったですけど、「とりあえず行ってみないと分からないよね」と思って行動したから今があります。

まずは副業からでもいいので、考えるよりも先に小さく行動して、もし何か上手くいかなければ、課題を見つけ少しずつ改善していけばいいと思います。

私は失敗しても死ぬことはないと思い、何事にもチャレンジすることを意識しているので、今仕事の面で悩まれている方は、ぜひ小さく一歩を踏み出してみてください。

向井さん、貴重なお時間をありがとうございました!