ノマドワーカーになりたいと思っても、稼ぎ方や作業場所についてよく知らないという方も多いのではないでしょうか。ノマドワーカーは、サラリーマンとは全く違う働き方であり、周囲にノマドワーカーがいなければ働き方について知る機会は少ないでしょう。
ノマドワーカーになる前に働き方についてよく調べておくことが重要です。
本記事ではノマドワーカーとは何か、ノマドワーカーに向いている職種、必要や準備、作業場所について解説します。
ノマドワーカーとは
ノマドワーカーとは、カフェやファミレスなど自宅やオフィス以外を作業場所として働く人のことです。
サラリーマンでもリモートワークを許可されている場合オフィス以外で働けますが、ノマドワーカーは基本的にフリーランスであることが多いでしょう。
「ノマドワーカー」という言葉は一昔前に流行しました。当時は批判されることも多かったですが、今では働き方が多様化した影響で、ノマドワーカーも普通になってきています。
ノマドワーカーに向いている職種
全ての職種がノマドワーカーをできる訳ではありません。たとえば営業職などは、打ち合わせ先に向かう必要がありますし、インフラ系の仕事も現場で働く必要があるからです。
ノマドワーカーに向いている職種は次のようなものです。
- Webライター
- プログラマー
- 動画編集者
1つ1つの仕事内容について詳しく解説していきます。
Webライター
Webライターとは、Webサイトやブログに掲載する用の文章を書く仕事です。クライアントから「このような文章を書いてください」と依頼され、それに従って記事を作成します。
Webライターは、クライアントとチャットなどで連絡が取れるため、ノマドワーカーが多い職種です。また、特別なスキルを必要としないため参入障壁が低く、ノマドワーカーになりたい人が目指すことが多いでしょう。
プログラマー
プログラマーとは、アプリケーションやWebサイトを開発する仕事です。プログラミング言語を習得し、システムが正常に動作するようにソースーコードを記述します。
プログラマーも比較的働く場所を選びにくいです。ただし、クライアントと打ち合わせをする場合は、オフィスへ向かう必要がある場合もあります。
プログラマーになる場合、プログラミング言語を習得する必要があるので、参入障壁は高めです。その分報酬額が高くなるので、多く稼ぎたい人におすすめでしょう。
動画編集者
動画編集者は、Youtubeなどに投稿する動画の編集を行う仕事です。動画にテロップをつけたり、いらない部分をカットしたりします。
最近Youtubeが流行していることもあり、動画編集を他者に代行する人が増えてきているため、仕事量が多いです。また、必要なスキルもそこまで多くないため、参入障壁も低めとなっています。
動画編集者も作業場所を選ばないため、ノマドワーカーが多いです。
ノマドワーカーに必要な準備
ノマドワーカーに必要な準備は次の2つです。
- 稼げるだけのスキルを身につける
- 副業で実際に案件を獲得してみる
これら2つは、最低限の準備をした上でノマドワーカーになることをおすすめします。1つ1つについて詳しく解説していきましょう。
稼げるだけのスキルを身につける
ノマドワーカーになるなら、まず稼げるだけのスキルを身につけましょう。パソコンやソフトウェアなど仕事に必要なツールを準備し、学習を始めます。
Webライターなどはそこまでスキルを必要としませんが、プログラマーやWebデザイナーは多くのスキルが必要になるため、独学では難しい場合もあるかもしれません。
そういった場合は、プログラミングスクールなどのサービスを利用するのも手です。スクールで先生に教えてもらえば、独学よりも挫折する確率が減ります。
副業で実際に案件を獲得してみる
会社に所属しながら、試しに案件をいくつか獲得してみましょう。稼げないうちから、いきなり会社を辞めるのはおすすめしません。今やっている仕事をこなしながら、副業をやってみる方が安全です。
週末だけで月に5万も稼げれば、ノマドワーカーとして十分にやっていけるでしょう。
ノマドワーカーの案件獲得方法
ノマドワーカーの案件獲得方法を解説します。ノマドワーカーは、以下の2つの方法で仕事を得ることが多いです。
- クラウドソーシングを活用する
- 副業向け求人サイトからリモート案件を探す
これら2つ以外にも、自分で営業する、知り合いからもらう、SNS経由で獲得する、などの方法もありますが、実績やコネがないと難しいことが多いので、まずはこの2つの方法で案件を獲得しましょう。
クラウドソーシングを活用する
クラウドソーシングとは、ノマドワーカー向けの案件が揃っているサイトです。ノマドワーカーは自由に応募することができます。
案件のほとんどはリモートワークなので、ノマドワーカーをしたい人には最適といえるでしょう。ただしクラウドソーシングを使う場合、サイト運営者に手数料を「5〜20%」程度支払う必要があります。
とはいえ、案件はかなり獲得しやすいので、駆け出しの頃はクラウドソーシングにお世話になるでしょう。
副業向け求人サイトからリモート案件を探す
クラウドソーシングの他に、副業向け求人サイトから案件を探すこともできます。たとえば「Workship」などのサイトには、週2~3日だけ働ける求人が多くあるので、ここからリモートで働ける仕事を選びましょう。
週2日の仕事を2種類同時にこなせば週5日働くことができ、収入もアップします。副業向け求人サイトの方が向いているという人もいるかもしれません。
ノマドワーカーの作業場所
ノマドワーカーの作業場所について解説します。ノマドワーカーは、以下のような場所で作業することが多いです。
- ネットカフェ
- コワーキングスペース
- カフェ
- ファミレス
これら4つは集中して作業できるのでおすすめできます。
ネットカフェ
ネットカフェは個室ですので、集中して作業したい場合に便利です。飲み物も飲み放題ですし、ネット環境もよいことが多いでしょう。
デメリットは、料金が高いことです。ネットカフェは6時間で1,500円かかります。毎日利用すると高くつくので、集中したい場合のみに利用するのがおすすめです。
コワーキングスペース
コワーキングスペースとは、ノマドワーカー向けの作業スペースのことです。会員登録すると、作業スペースを自由に使うことができます。
周囲に働いている方がいるため、集中して作業に取り掛かることが可能です。また、飲み物が無料なところも多いのもよいでしょう。
料金は1ヶ月1〜2万円なところが多いです。高いですがその分のリターンがあるので、近くにコワーキングスペースがあるならおすすめできます。
カフェ
「スターバックス」や「ドトールコーヒー」などのカフェで作業する人も多いです。美味しいコーヒーを飲みながら優雅に仕事するので、憧れている人も多いでしょう。
カフェの場合、Wi-Fiがある店舗とない店舗があるので要注意です。また、机がせますぎて作業しにくいこともあり、全てのカフェが作業向きとは限りません。
ファミレス
最後に紹介したいのが「ガスト」や「サイゼリヤ」などのファミレスです。
ファミレスは、机が広いので作業がしやすいのがメリットでしょう。料金もドリンクバーだけなら、そこまで高くはありません。
デメリットは、周囲の音が気になって作業しにくい場合があることです。また、長居しすぎると迷惑がられる可能性もあるので、長時間の作業には向かないでしょう。
ノマドワーカーが案件獲得できるおすすめサービス
ノマドワーカーを始めたい人が最も心配なのは、仕事を獲得できるかどうかではないでしょうか。そこで、ノマドワーカーが案件を獲得するにあたって、おすすめのサービスを紹介します。
- リモートビズ
- _ist
これら2つのサービスは、未経験者にも案件が獲得しやすくおすすめです。1つ1つのサービス内容について詳しく解説しましょう。
リモートビズ
「リモートヒズ」は、ノマドワーカーとして働きたいエンジニアやデザイナーのためのエージェントサービスです。「リモートヒズ」に登録すると担当者がついてくれて、自分に合った最適な案件を紹介してくれます。
プロが仕事を探してくれるので、自分で探すよりも効率的です。たとえば「週3日だけ働きたい」「時短で働きたい」など自分の希望を叶えてくれます。
リモートワークだとどうしても単価が低めになってしまうのですが、「リモートヒズ」は比較的単価も高めです。ノマドワーカーにとって心強い味方といえます。
_ist

「_ist」は手数料が安くて利用しやすいクラウドソーシングでしょう。クラウドソーシングにはメジャーなものだと「クラウドワークス」や「ランサーズ」がありますが、「_ist」はそれらよりも手数料が安いです。
まだ新しいサービスのため利用者は少ないです。その分競争率が少なく、未経験者でも案件獲得しやすいクラウドソーシングといえます。
案件数がまだ少ないですが、サイトの知名度が上がるにつれて増えていくでしょう。今のうちに登録しておくことをおすすめします。
さいごに
本記事ではノマドワーカーの仕事方法について解説しました。ノマドワーカー向きの職種や仕事場所がお分かり頂けたかと思います。
ノマドワーカーを目指すなら、まずは副業をやってみるのがよいです。クラウドソーシングなら案件を獲得しやすいので、まずは「_ist」などのサイトに登録しましょう。
本記事がノマドワーカーになりたい方にとって、有意義なものとなれば幸いです。